近年、シベリアの氷原から続々と冷凍マンモスが発見されている。完全な形で発見される小さな子供マンモスは、やせ細っていず傷や腐乱もなく、その姿はあたかも生きたまま急速冷凍されたようにも見える。 ところで、長鼻目(チョウビモク)ゾウ科の動物は、その長い鼻で食物をすくい口へと運ぶ食事方法で草食なのだ。成獣一頭あたり一日数百キログラムとも言われる必要量の植物を、あの氷で覆われた大地のどこから得ていたのであろうか。考えられることは、マンモスが生きた時代に、シベリアが植物の生い茂る温暖な気候であったことしかない。 北極に近いシベリアが、動植物の生育する温暖な地域であるとすれば、その対極にある南極も同様な気候にあったと推察される。 ただし、平坦地であるシベリアとは対称的に南極大陸は山が多いため、そこに生息する陸上動物は大型でなく、最大でもカモシカ程度の大きさのものだろう。 マンモスの生きた時代に、人類は既に出現していたと言われている。 南極大陸とアフリカ大陸は、完全に分離していて原始的な時代に人の行き来は難しい。しかし、南アメリカ大陸とは島続きで、全く不可能とは言い切れない。そして、南アメリカ大陸は北アメリカ大陸へ更にはユーラシア大陸へと続く。人の行き来は必然で、南極大陸にも人が住みついていた?そこは天敵のいない恵まれた大地だ。 地図のSyowaとある位置が昭和基地。
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近年、シベリアの氷原から続々と冷凍マンモスが発見されている。完全な形で発見される小さな子供マンモスは、やせ細っていず傷や腐乱もなく、その姿はあたかも生きたまま急速冷凍されたようにも見える。
ところで、長鼻目(チョウビモク)ゾウ科の動物は、その長い鼻で食物をすくい口へと運ぶ食事方法で草食なのだ。成獣一頭あたり一日数百キログラムとも言われる必要量の植物を、あの氷で覆われた大地のどこから得ていたのであろうか。考えられることは、マンモスが生きた時代に、シベリアが植物の生い茂る温暖な気候であったことしかない。
北極に近いシベリアが、動植物の生育する温暖な地域であるとすれば、その対極にある南極も同様な気候にあったと推察される。
ただし、平坦地であるシベリアとは対称的に南極大陸は山が多いため、そこに生息する陸上動物は大型でなく、最大でもカモシカ程度の大きさのものだろう。
マンモスの生きた時代に、人類は既に出現していたと言われている。
南極大陸とアフリカ大陸は、完全に分離していて原始的な時代に人の行き来は難しい。しかし、南アメリカ大陸とは島続きで、全く不可能とは言い切れない。そして、南アメリカ大陸は北アメリカ大陸へ更にはユーラシア大陸へと続く。人の行き来は必然で、南極大陸にも人が住みついていた?そこは天敵のいない恵まれた大地だ。
地図のSyowaとある位置が昭和基地。